男子の本懐 frontier spirit 2003 10 7

 昔は、そういう言葉をよく聞きました。
もちろん、蛮勇という意味ではありません。
 今という時代は、男性が女性化した時代でしょう。
逆に、女性のなかには、勇気を持って、自らの道を切り開いていく人もいます。
現代は、女性にとって、男性の理想像が、わかりにくい時代かもしれません。
 しかし、今という時代は、勇気なくして、道は切り開けません。
今という時代は、
座して死ぬのか、戦って死ぬのか。
そういう選択を迫られている時代かもしれません。
 もちろん、死ぬとは、生命を失うということではありません。
経済的な死という意味です。
 高齢者に近い年齢ならば、守りに入っても仕方ありませんが、
若者は、守りに入ってはダメです。
残り人生、50年以上もあるのですから、
失敗しても、何度でも挑戦できます。
そもそも、若者が失敗しても、誰も非難はしません。
 若者は、「男子の本懐」を忘れずに、
自らの「心の剣」で、道を切り開いていくべきです。
心の剣とは、決意のことです。
 若者よ、老いるな。
何度、失敗しても、時間はある。
あなたがたには、少なくとも、50年はある。

無一文、無尽蔵。
こういう言葉があります。
私が、学生の時に、よく心に思った言葉です。
誰もが、無一文で、生まれてくるのです。
しかし、生まれてきた子供には、無限の可能性があります。